2013年07月05日

アイアムじゅんこの「そこにおすわり!」vol.10-1

じゅんこさんが興味ある人に突撃でアポを取ってインタビューする企画、
アイアムじゅんこの「そこにおすわり!」。
久しぶりの今回は、一番注目しているミュージシャン、
イケダツカサさんが登場です。
私が彼の歌を初めて聴いたのは今から2年半ほど前のこと。
それから足しげくライブに通うようになりました。
前半では、7月にリリースされるアルバムのレコーディングと、
サウンドプロデューサーである五味誠さん(ZEPPET STORE)について
話してもらいました。


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イケダツカサ
ベーシスト、ギタリストとしてバンドやユニットを経て、2007年より弾き語りを開始。
2012年には初のワンマンライブを開催。
現在も都内を中心に精力的にライブを行っている。
ジャンルにとらわれない音楽を聴くことで培われた楽曲のセンス、激しさを秘めたライブスタイルは、いわゆる弾き語りとは一線を画す。
そして繊細で不器用ながらも、着実に歩んでいく姿は人々の共感を呼んでいる。
今回のアルバムには「生きる」をテーマに9曲を収録。
弾き語り処女作「Good-bye September」、過去の自分と向き合った「君へ」、東日本大震災をきっかけに生まれた「Cry for the Moon」、愛と平和を実直に歌った「lovepeacepain」など、これまでの代表曲と今のイケダツカサを知ることができる新曲を揃えている。


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じゅんこ:ではまず、アルバムリリースまであと少しになりましたが…レコーディングから時間がたって今は客観的になった?

イケダツカサ(以下ツカサ):なった。すごくなったね。

じゅんこ:音源聴くのも当初と比べて変わった?

ツカサ:うん、それはある。最初はアルバムの曲順でライブやったらおもしろいなと思ってたけど、この9曲は俺のコアな部分を集めたアルバムだから、全曲思い入れが強すぎてどうかなぁとか…(笑)。

じゅんこ:なるほど。なんとなくわかる気がする。今、持ち曲はどのくらい?

ツカサ:えっと…(数える)…26曲。

じゅんこ:26曲のうち、アルバムに収録された9曲はどういう感じで選んだの?

ツカサ:とりあえずは、プロデューサーの五味さんと話した段階で、フルアルバムにするかどうかっていう話から始まった。でもミニアルバムって自分でも4枚作ってるから、だったらフルアルバムかなと。曲を作る時間もない状態でやってたから、代表曲をチョイスして。でもそれだけだったら、今までCDを買ってくれてた人たちは多分そこまで惹かれないっていうのはあるから、まず新曲2曲を入れましょうと。

じゅんこ:「Seasons Weaving」と「Heaven's Underground」。

ツカサ:その段階ではまだ、「Heaven's Underground」はなかったんだけど。それから、曲をチョイスしていって、今までの音源から時間を計った。このアルバムはちょうど45分なの。だからこれでフルアルバムいけるじゃんってなった。…あのね、今のアルバムって…。

じゅんこ:世間のって話?

ツカサ:そう。世間のJ-Popアルバムってさ。16曲とか入ってるわけですよ。ちょっと前の洋楽のアルバムってさ、8曲とか9曲で成立してて、そういうのを通ってるから。…70分とか聴き続けるの無理だよ…。ほら、世代的に46分のカセットテープで育ってきたから。だから今回も、A面とB面っていう感覚で曲順を決めたっていう。

じゅんこ:5曲目の「君へ」で折り返す?

ツカサ:うん、そういう感じですよ。でも自分で聴いててもそんなに長さを感じないから。1曲1曲は長いけど、ちょうどいいくらいかな。

じゅんこ:腹八分目みたいな。

ツカサ:またすぐ聴いちゃう感じにはなってるかな。

じゅんこ:あっという間に聴けるよね。

ツカサ:それがいいのかどうかはわかんないけど。かといって軽くはないから、これくらいのバランスでいいんじゃないかな。

じゅんこ:軽くないし重すぎもしないし、代表曲ばかりだけど、詰め込みすぎた感じはしないです。

ツカサ:俺はしてるけどね。でも今でも散歩しながら聴いちゃうからね。

じゅんこ:収録曲はすんなり決まった?

ツカサ:一番最後に決まったのが「Hands」かな。俺は「Hands」か「Time Goes By」ですごい悩んでて。その2曲って俺の中でRadiohead好きなのが出てる曲だからどっちでもよかったんだけど、歌詞に込めたものを考えて「Hands」にした(東日本大震災時の想いを歌っています)。五味さんにも聴いてもらったら、これはRadioheadみたいなアレンジにしようって言われたときにはさすがだなって思って(笑)。ほんとは可能なら、もう1曲新曲か「Time Goes By」を入れたかったのが本音ではあるんだけど。でも完成しちゃったらこれ以外はねえなって。自分のなかで曲順は完璧。この曲順以外には考えられない。すごい悩んだけど。

じゅんこ:悩んだんだ。

ツカサ:そりゃ悩みますよ。

じゅんこ:どこが一番悩んだ?

ツカサ:なんかね、五味さんとZERO COOLレーベルの松井さんの間で、最後は「In A Beautiful World」だっていう感じだったらしく(笑)。確かにアレンジされたのを聴いたら、これはすごくいい終わり方ができるなっていうのがあったからまずそこから決めた。それから「Heaven's Underground」は、完全に1曲目を狙って作った。「君へ」はA面の最後っていうのも決めて…その間をどうするかっていうので悩んだ。一番悩んだのは7曲目の「lovepeacepain」と8曲目の「Seasons Weaving」の並び。

じゅんこ:へえ、意外。でも決まったのを聴かせてもらったら、バチっと決まってるし、これ以外はないんじゃないかって思う。

ツカサ:こうなって並んでるのを聴いちゃうと、これ以外には考えられないんだよね。5曲目まででアルバムの全部を見せちゃってる感覚だから。

じゅんこ:じゃあ逆にB面はどんな感じなの?

ツカサ:そこなんですよ…。「君へ」のあとは「ソロウ・ダンス」で真逆にいきたかった。折り返しって意味で流れを変えたかったんだと思う。しっとりしてる流れを…たぶん(笑)。

じゅんこ:じゃあ流れのままに。

ツカサ:うん。結果的にいいからいいんだけど。

じゅんこ:そのへん五味さんと話したりは?

ツカサ:うん、あんまり。レコーディング終わりくらいに「曲順なんとなく考えてる?」って聞かれて答えたのをそのまま採用した。


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じゅんこ:五味さんとの出会いの話はこことか、ここを読んでいただくとして、やりとりはかなりスムーズにいった印象を受けましたが。

ツカサ:やりとり?

じゅんこ:レコーディング中の意思の疎通。

ツカサ:ほぼなし。あんまり音楽についてしゃべった印象がない(笑)。

じゅんこ:こんな感じで…とかは?

ツカサ:ない。なかったね、そう言われれば。最初のミーティングのときに、アイスランド系の冷たい感じが合うかもねって言って始まったはずなのに、ふたを開けてみたらロックなアルバムになっちゃったという(笑)。

じゅんこ:五味さんもやってて楽しかったんじゃないかなって思う。

ツカサ:うん、やりたい放題やったんじゃないかな(笑)。俺は普段アコギの弾き語りだから、最初はどうなるんだろうって思ったんだけど…。

じゅんこ:プロデュースのお話がきたときは即決でやりたいと思ったんでしょ?

ツカサ:うん。

じゅんこ:そこは五味さんに全幅の信頼をおいて?

ツカサ:うん、ゆっくり話したのは数年ぶりだった。でもあまりにも久しぶりだったけど、あまりにもあいかわらずで、かなわねえなと思って。曲を聴いてもらっても、ワンコーラスくらいしか聴いてないのに、一発で当てるわけですよ。「君へ」とか「Cry for the Moon」とか「lovepeacepain」は俺の一番真ん中の部分だと。「Good-bye September」は亜流だと。「In A Beautiful World」は真ん中寄りかなあとか。全部聴いてるわけじゃないんだよ。

じゅんこ:すごいねえ(感嘆)。

ツカサ:そんな話をしてるなかで、五味さんのアレンジばかりになっちゃうのもあれだし、ってことで弾き語りで「Seasons Weaving」を入れた。で、もう1曲ってことでできたのが「Heaven's Underground」。俺はこれも弾き語りでと思ってたんだけどU2みたいになってたという(笑)。聴いたとき、びびったもん。はい!?みたいな。でもおかげさまで 最高の1曲目になったと思う。

じゅんこ:一番ツカサさんがびっくりしたみたいな(笑)。

ツカサ:まあ、曲ができたばかりで、まだ体になじんでなかったせいかもしれないけど。その前に聴かせてもらってた「君へ」が俺の中であまりにも衝撃がでかすぎて。五味さんはシューゲイザーの人だと思われてるけどすごいんですよ。

じゅんこ:もうちょっと具体的にお願いします…。

ツカサ:引き出しがものすごい幅広いの。このアルバムは北欧な感じでとか言ってたけど、世間ではあまり知られていないような五味さんのロックの感覚が活かされたりっていうのは感じてる。

じゅんこ:じゃあ、ちょっと話が変わりますが。2月の中旬にプロデュースのお話がきて、3月にレコーディングが始まったと。一番大事にしてたのはどんなこと?

ツカサ:歌うときに目の前にあるマイクのところに絵を描きながら歌ってた。

じゅんこ:歌の情景?

ツカサ:歌の世界。絵というか風景を自分で描きながら、鮮明にしていくように歌ってたかな。

じゅんこ:今までも自主音源を出してるけれど、それとの違いはどんなこと?

ツカサ:なんだろうね。いい意味でリラックスしつついい緊張感を保てたところじゃないかな。

じゅんこ:ライブで歌い込んできた曲をレコーディングできるっていうのも違うんじゃないかな?

ツカサ:そうだね。精神的なものも大きかったとは思うけどね。俺が今できる最大のことをやれば、五味さんがいいものにしてくれるっていう確信があったんだろうね。うん、もうそれしかないと思う。その話の流れで言っちゃうと、ちょっと前にさ、いつか曲がたまったら10曲くらいで全国流通のベストアルバム作りたいねって話をしてたのが、実現しちゃったわけじゃん。

じゅんこ:うん。早かったけど。

ツカサ:そういう話をしてるときに妄想するわけですよ。こういうアレンジでとか、こういう音が入って…とか。考えてみるとね、五味さんのようなギターが欲しかったんだよ。頭の中で鳴ってたのがそういう音だったんだよね。普段は弾き語りでやってるけど、今回はベースとかいろんな音が入ってても、全然違和感がないんだよね。

じゅんこ:こうなったらいいなっていうのが形になっちゃった?

ツカサ:うん、それもあるし、それが当たり前だったかのような感じさえしている。そこは不思議だよね。

じゅんこ:全然弾き語りじゃないもんね、このアルバム。

ツカサ:弾き語りの曲も入ってますよ!(笑) でも「Hands」とか「君へ」のアレンジは素晴らしいなと。

じゅんこ:私が言うのもなんですが、五味さんのすごいところは、ミュージシャンの音の世界とか可能性をこれでもかって広げてくれるとこだと思うんですよ。

ツカサ:メロディをすごい大事にするんだよね。昔、一緒にスタジオワークをやらせてもらってたときもそうだったけど、メロディに対して自分がどんなアプローチをするかって考える人だから。メロディを殺さないんだよね。確実に活かしてくれる。

後半に続きます)

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gomi.jpg サウンドプロデューサー・五味誠
「ZEPPET STORE」のギタリストであり創始者。現在は8年ぶりに復活したZEPPET STOREを中心に、「sphere」「wipe」「東京酒吐座」数々のバンドで活躍している。
また、ここ近年ではプロデューサー業も盛んで、「8g」「alcana」「中條有紀」など手がけたアーティストのサウンドメイクまでこなし活動の場を拡げている。

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◎1st Album『Buzzflower』
<収録曲>
1. Heaven's Underground
2. Cry for the Moon
3. Hands
4. Good-bye September
5. 君へ
6. ソロウ・ダンス
7. lovepeacepain
8. Seasons Weaving
9. In A Beautiful World

詳細ページはこちら
ZCST-016 ¥2,100
発売元:ZERO COOL
販売元:JAPAN MUSIC SYSTEM
2013.7.17 全国リリース


◎LIVE SCHEDULE
7月10日(水) 高円寺 Reef
7月18日(木) 新宿 Live Freak
7月28日(日) 高円寺 Club ROOTS!


◎ラジオ日本『ROCK RUSH RADIO』出演
7/11(木) 深夜25:00〜26:00
AM1422kHz ラジオ日本
『ROCK RUSH RADIO』内、『LIVE RUSH』のコーナー(25:25頃)に、新宿 Live Freakの推薦アーティストとして出演します。
PC、スマートフォンをお持ちの方はradiko.jpからもお聞きになれます。

posted by じゅんこ at 08:39| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アイアムじゅんこの「そこにおすわり!」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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